MUKU-DATA マホガニー5枚ハギ 1500×800(140+190+140+190+140)×35mm

テーブルの天板やカウンター材として使う材で、
長さ方向は一枚物で巾を何枚か繋いでできた一枚を巾ハギと言います。
良く家具屋さんなどに目にするテーブルです。
ウォールナットやオーク、ビーチ材などはあちこちで巾ハギのテーブル天板を目にします。
スタンダードな材種として、比較的入手し易い天板かと思います。
勿論、弊社でもそれらの材木での巾ハギ材は過去に何度か製作し
納品させていただいております。
今回はマホガニー材で依頼を承りました。
マホガニーの巾ハギ材となると、ウォールナット、オーク、ビーチなどと比較すると
極端に目にする機会が少なくなるかと思います。
マホガニー材の流通がそれらと比べ少なくスタンダードな材ではないからが
理由の一つです。

巾ハギ加工を依頼する際の加工費はどの材種でもほぼ同じ金額ですから
であるならば特殊な材を在庫する材木屋へどうせ頼むのであれば
どこにもない巾ハギテーブル材や巾ハギカウンター材を作るのも
特別感があっていいのでは?と思っています。

こんな巾ハギ作ってみたいなぁ・・と考えていたもので
・ゼブラウッド柾目(その素材を販売してしまい現在はなし)
・マコーレの耳白(赤、耳白、赤、耳白と少しづつ入る白太はどう見えるんだろう?と)
・神代欅柾目(これは現在受注を受け製作中)
・茶神代欅板目(これも同じく製作中(2枚ハギで丸テーブル))
・槐(一部白太を入れながら)
・国産材(好きな材種をミックスしながら)
・  
という具合に木材の組合せ方で何通りのものバリエーションが生まれ
想像は膨らんでいきます。
極端な話をすれば
・杢目好きならカーリー、キルトでキラキラしたものを作ったり
・ローズ好きであれば色の深いローズの柾目の巾ハギも可能です。
・黒檀、黒柿、シャム柿等も、えーーー!!ってなりそうです。

一枚板とは違って巾ハギ材は薄く仕上げる事も可能ですので
軽やかにスタイリッシュに見せる事もできるかと思います。
その場合はテーブルの脚の存在へも意識が向かいますので
脚のデザインも重要になってくるかと思います。
むしろ、脚が見せ場とも言えるかと思います。
センスのいい木工所さんへ脚材も特注でお願いする。
天板+美脚で一体となって完成になるかと思います。

他に材木屋へ巾ハギを頼むならメリットとしては
特注サイズの好きな大きさの製作が可能という事も一つかと思います。
通常流通する天板は1500~2000mmが主流でしょうが、
例えば2.3mの天板
これは室内に設置した際にかなり特別感を感じるかと思います。
カウンター材として使用する場合はその奥行きも然りです。

個人的には天板はインドローズ柾目で作ってみたいですねぇ・・
その際、脚はどんな感じがいいのかなぁ・・
あれこれ調べたり想像して考えたり・・
特注する際の楽しみの一つかと思います。

特別な巾ハギ材を作りたいと思った際は是非ともお声がけください。
あり得ない組合せ、想像を超えた馬鹿げた組合せほど大歓迎です!